パイル事業部

PILE

提案から施工まで、
パイルの専門集団にお任せください

パイル営業部は、営業と工事グループで構成されています。 営業グループは製造メーカーとしてパイル(杭)製品だけでなく、その施工や地盤改良工事・鋼管杭工事全般を取り扱い、建設会社様や設計事務所様に様々な提案を行っています。 工事グループは受注した工事を直接担当し、施工技術・品質管理から安全管理まで円滑な施工管理を実施しています。

コンクリートパイルとは

コンクリート製の基礎杭のことで、建物を支えるために必要不可欠な存在です。 当社では、様々な場所で様々な施設・建物に求められる施工条件に対応した各種の杭打ち工法を用意しお客様のニーズにお応えしております。特に近年は建設工事にともなう騒音・振動等の公害防止が強く求められておりますので、隣接地盤を荒らさず簡単・確実、高い支持力水準を確保しつつ低騒音・低振動の理想的な施工法を用意しております。各種施工法に適合するコンクリートパイルも各種揃えており、耐久性に優れ品質も安定しています。コンクリートパイルと各種施工法は当社が自信を持っておすすめできます。

パイル製品

PILE PRODUCTS

PHC

設計基準強度85N/㎟以上の高強度コンクリートを遠心締固めによって製造したコンクリート杭です。有効プレストレス量によって、
A種(4N/㎟)、B種(8N/㎟)、C種(10N/㎟)に区分される。高強度コンクリートであるため、高軸方向耐力を有することを特徴としております。

標準規格

JIS A 5373 2016の付属書Eのうち推奨仕様E-1(Ⅰ類)によるもの
外径 300~1200mm
種類 A・B・C種
杭長 5m~15m(1m単位)

HF(節付PHC)

節杭は、地盤の摩擦力を大きくとることを目的とし、PHC(本体部)に定間隔(主に1m間隔)に節部を設けた杭です。主に摩擦杭として用いられてきましたが、最近では支持杭としても使用されています。

標準規格

JIS A 5373 2016の付属書Eのうち推奨仕様E-1(Ⅰ類)によるもの
外径 本体部経300~本体部経1000mm
種類 A・B・C種
杭長 4m~15m(1m単位)

CPRC

有効プレストレス量と軸方向異形棒綱量を規定するとともに、せん断耐力の向上を図るために「道路橋示方書」で規定されたせん断抵抗力と高い変形性能を可能にした杭です。異形棒鋼の量によって種類が分かれており、外径φ300~φ600ではⅠ~Ⅳ種、φ700~φ1000ではⅠ~Ⅵ種があります。また、異形棒鋼の長さは杭長より短くすることもできます。

標準規格

JIS A 5373 2016の付属書Eに準じる(Ⅱ類)
外径 300~1200mm
種類 Ⅰ~Ⅵ種
杭長 5m~15m(1m単位)

SC

引張力を担う外殻鋼管の内側に、遠心締固めにより圧縮力を担う高強度コンクリート、超高強度コンクリートをライニングした合成杭で、曲げ変形能力に優れた杭です。コンクリートには外殻鋼管との一体性を保持させるため膨張剤を混入しています。鋼管材質によりSKK400材のSPN-ONAパイル、SC-ONAパイルと、SKK490材のHi-SCパイルがあります。

標準規格

JIS A 5372 2016の付属書Aに準じる(Ⅱ類)、SC団体規格
外径 318.5~1200mm
種類 t=4.5mm~25.0mm
杭長 5m~15m(1m単位)

施工法

METHOD

Hyper-ストレート工法

高支持施工法

Hyper-ストレート工法は、全掘削工程が同径のストレート掘削工法で、高支持力を得るための専用下杭を使わず、標準の既製コンクリート杭を使用するシンプルなプレボーリング系高支持力杭工法です。本工法は掘削装置のヘッド、スクリューおよび攪拌ロッドを用いて掘削液を吐出しながらプレボーリングを行い、掘削孔を築造します。同径にて所定の深度まで掘削した後、同配合の根固め液・杭周固定液を注入し、杭を自沈または回転により所定の支持層に1D以上挿入します。

適応条件

適用杭径 φ300~1000※
※(*)水平力を得るために使用する上杭・中杭の拡頭杭径は最大
φ1200まで使用可能
適用施工長 杭施工地盤面ー64.5m(砂質地盤、礫質地盤)

Hyper-MEGA工法

高支持施工法

豊富な実績に基づく信頼性の高い工法で他の既製杭工法に比べ大きな支持力が確保できます。上杭にはあらゆる既製杭を継ぐことができ、水平力にタイプした杭材の設定ができます。

適応条件

適用杭径 φ300~1200
適用施工長 最大60.0m(粘土質) | 最大68.5(砂礫質)
拡大根固め倍率は1.0~2.0倍の範囲で設定が可能です。

RODEX工法

一般工法

低騒音・低振動工法で経済的な工法です。
プレボーリング工法であるため、施工が容易。
杭の高止まりが少なく、確実に支持力の発現ができます。排土量が少なく、セメントミルク工法と比べて排土処理が容易です。長借ヤットコの施工が可能です。

適応条件

適用杭径 φ300~1000
適用施工長 杭施工地盤面 -70m(砂質地盤)
杭施工地盤面 -80m(礫質地盤)
杭施工地盤面 -660m(粘土質地盤(硬質))

総合基礎工事

FOUNDATION WORK

鋼管杭工法

回転埋設鋼管杭工法

低騒音・低振動、排土の発生が全くない環境型杭工法です。
また敷地面積、搬入路、上空制限など現場毎に異なる制約条件に対応可能です。

地盤改良工法

表層改良工法

土とセメント系固化材を混合させることにより軟弱地盤の強度を上げて良好な地盤層と一体化させることで支持地盤をつくる工法です。

地盤改良工法

柱状改良工法

土とセメント系固化材(水と混ぜてスラリー状にしたもの)を混合して地盤内に柱状の改良体をつくる工法です。

地盤改良工法

ブロック状地盤改良工法

軟弱地盤にセメント系固化材を用いて流動化処理することで、ブロック状の均質な改良体をつくる工法です。

施工事例

WORKS

富山県立大学看護学部教育棟

富山県リハビリテーション病院・ こども支援センター

富山市まちなか賑わい広場
『グランドプラザ』

富山県美術館